腹部周辺の痛みや違和感などの不快な症状、また、食事や便に関わる症状が対象です。対象臓器としては「胃」「腸」「肝臓」などです。 「腹痛」と言っても原因により、部位や痛みの強さはたくさんあります。慢性的な胃腸の違和感、急性の痛み、どちらも医師にご相談ください。 患者さんご自身では判断ができない病気が隠れていることも多くあります。 不安を解消し、安心して日常生活を送るためにも、当クリニックへご相談下さい。
「がん」と聞くと、怖い印象を持たれますが、胃がん・大腸がんは早期発見をできれば、治療方法がほぼ確立されているがんです。 日頃から生活習慣を整えて健康的な生活をすることがたいせつです。 また、胃がん・大腸がんの早期発見のため、定期的な健康診断や内視鏡検査をうけるましょう。
上部・胃内視鏡検査は「胃カメラ」と呼ばれることもありますが、「胃」の他に、咽頭(のど)、食道、十二指腸の一部までの範囲を観察する検査です。 検査を受けられる方の中には上部内視鏡検査は辛くて苦しいというイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。内視鏡検査のスコープの径も様々で検査の仕方も複数あるため、どのようなやり方を選ぶかにより嘔吐感が辛い状況になるのも確かです。 ただ、近年の内視鏡検査の技術や手法の発展は目覚ましく、現在は辛さを緩和するための手法も確立されてきています。上部・胃内視鏡検査で嘔吐感が出るのは咽頭部分(喉から舌の根元部分)にスコープが触れて起こる嘔吐反射が原因となっています。 嘔吐感の強さは人それぞれで個人差もあるものですが、舌の根元に触れれば必ず起こるものであり、スコープの径や操作方法で差が出ることでもあるといえます。
下部内視鏡検査は「大腸カメラ」と呼ばれることもあります。下部・大腸内視鏡検査は、直腸から盲腸までの大腸全体、小腸の一部までを観察する検査です。 大腸がんは初期症状に乏しいため進行してから発見されるケースが目立ちますが、定期的に大腸内視鏡検査を受けることで日常に支障を及ぼさずに根治や予防が可能ともいえます。下部・大腸内視鏡検査を受ける際は事前に下剤を服用する必要があり、下剤の辛さや膨満感から苦手意識を持たれている方も少なくありません。 少しでも楽に検査を受けていただくため、当院では径の細いスコープを使用したり、適正量の鎮痛剤と入眠できる程度の鎮静剤を併用することで「気づいたら検査を終えていた」というようなことを実現できます苦痛の少ない検査が可能です。 また、検査後は念のため院内の専用スペースで1時間程度休憩してからお帰りいただくようにしています。
ポリープの大きさが10mm程度までなら高周波通電せずに切除することが可能です。術後出血などの合併症がほとんどなく、安心して日帰り手術ができます。 つまり、ポリープが10mmくらいまでの小さいうちに切除した方がよいといえます。 ポリープが10mmを超えて20mm程度までなら高周波通電してポリープ切除が可能ですが、術後出血例が1%未満の確立で起こることがあり、出血した際の緊急対応の確認も必要となってまいります。 ポリープの大きさが20mmを超えると入院措置が望ましいです。
痔や肛門の疾患は、なかなか打ち明けにくい悩みかもしれませんがお気軽にご相談ください。 肛門疾患には、内痔核・内痔核かん頓・外痔核・裂肛・痔ろう・肛門周囲膿瘍・肛門ポリープ・尖圭コンジローマなど、さまざまな種類があります。 その中でも、三大疾患といわれるのは、痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)・痔ろうが、全体の9割強を占めます。 便に血が混じる、お尻から血が出るなど、お尻に異変ががある時、痔だと思いがちですが、大腸がんのサインである可能性もあります。また、痔だとしてもどの種類の痔かはご自身では判断が難しいことも多くあります。 肛門疾患は早めの治療がとても大切ですので、お早目に専門医にご相談ください。
「脱出をともなう内痔核」に注射薬(ジオン注 ® )を投与して痔核を硬化・退縮させる治療法です。痔核を切除する根治手術と異なり、痔核の痛みを感じない部分に注射をするので、「出血する」「痛む」ということは少なく、日帰り手術が可能となります。麻酔は肛門周囲への局所麻酔で行います。注射薬はひと つの痔核に対して4ヶ所に分割して投与するため、四段階注射法ともいいます 。複数の痔核がある場合には、それぞれに投与します。投与後しばらく点滴を 続け、麻酔の影響がなくなったこと、注射部位の診察で問題がないことを確認 したのちに帰宅可能となります。大きな外痔核成分を伴ったものや直腸肛門部 への放射線治療歴があるなど、本治療が行えない場合もあります。
「毎日便は出ている」と言われる方の中にも、実際にはたくさんの便がたまっていることがあります。そして、「お腹が痛い・お腹が張ってご飯が食べられない」などの症状で来院される方も多くいらっしゃいます。 便秘症とは、便の回数が少ないか、出すときに痛みや出血があったり、お腹に不快感を覚えたりするときをいいます。ただし、排便回数は人により異なり、便通が3~4日に1回でも、排便に苦痛を感じなければ便秘とはいいません。一方、毎日便がでていても「排便困難」があれば便秘症となります。 慢性便秘症ガイドライン(2017年)では便秘は「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。 また、日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。 排便の量、回数が少ないだけでなく、残便感があるというところも含めて便秘症とされています。 便秘が頻発する場合、お腹の張りや痛み、食欲の低下、肌荒れ、痔や裂肛、腸閉塞(糞便性イレウス)、腸炎(閉塞性腸炎)、腸管穿孔にも繋がりますので、医師にご相談下さい。
胃腸内科 大腸外科 肛門外科 医院名 大滝大腸肛門クリニック 所在地 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4711-1 オセアン矢沢ビル1F 最寄り駅 戸塚駅から徒歩で約8分 駐車場 クリニック裏に1台分 近隣のコインパーキングで使用できるサービス券のお渡しも可能です。 アクセス・駐車場について